レッドソックス監督は今季も上原を信頼 「何よりまず彼がクローザー」
起用法には細心の注意、「連戦における球数」などを考慮する方針
レッドソックスの上原浩治投手がフロリダで行われているスプリングキャンプの初日にジョン・ファレル監督から抑えの切り札に指名された。ESPNが報じている。
フロリダ州のフォートマイヤーズでスプリングキャンプをスタートさせたレッドソックスのファレル監督は、今オフに2年総額1800万ドルで契約延長した上原について「何よりまず、彼が我々のクローザーだ」と信頼を明らかにしている。
絶対守護神としてフェンウェイ・パークに君臨する上原は昨年64試合登板し、6勝5敗26セーブ、防御率2・52と優秀な成績を残した。ただ、夏以降は不調に陥り、一時的にクローザーの座から退いている。ベン・チェリントンGMは上原が当時腰に軽度の故障を抱えていたことを明らかにしていた。
今季40歳を迎えるベテランについて信頼を寄せながらも、ファレル監督は起用法に注意を払うつもりだという。
「我々はいくつかのことを発見した。連戦における球数などね。特定の日にはボールに触らせないようにする。彼はオフを怪我なく過ごしてきた。フィジカル的にも今は素晴らしい状態のようだ。だからこそ、彼は我々のクローザーだ」
2013年のワールドシリーズ王者から一転、昨季はア・リーグ東地区最下位となったレッドソックス。今季復活をかけるファレル監督はベテラン守護神の酷使を避け、フレッシュな状態をキープする方針だという。登場曲「サンドストーム」とともに登場し、圧倒的な制球力と切れ味鋭いスプリットで9回を支配する「コウジ・タイム」が今季も相手打者を畏怖させることになりそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count