50日ぶり先発のハム大谷、米首脳陣視察も「その点で変わることはない」
4回の4失点は「こちら側の問題。しっかり次に向けてやっていきたい」
日本ハムの大谷翔平投手が31日、本拠地でのソフトバンク戦で7月12日オリックス戦以来、50日ぶりの先発マウンドに上がった。3回までは無安打無失点とするも、4回に柳田タイムリーと福田3ランで4失点。3回1/3を投げて1被弾を含む3安打4失点(自責4)で2敗目を喫した。
この日の最速は160キロ。初回に先頭明石の4球目で記録した後は、4回に柳田の打席で3回記録。この日4球目の160キロ速球をセンター前に弾き返され、同点とされた。
試合後に囲み取材に応じた大谷は「柳田さんに打たれたのも、福田さんに打たれたのも、どちらかというとこちら側の問題なので、そこをしっかり次に向けてやっていきたいと思います」と振り返った。
一問一答は次の通り。
――今日の登板
負けたので。
――160キロを4回投げたが、球の走りは実感している?
それほど投げ心地はよくなかったですけど、前回よりは多少進歩したんじゃないかと思います。
――フォークや変化球も投げていた
いいところ悪いところありましたし、最後打たれたのも変化球がよくないものだったので、ここ一番というところで、ああいう失投が出るということは、まだまだじゃないかなと思います。
――3回までは被安打なしで無失点。そこまでの手応えはあった?
そこまでよくはなかったですけど、ゼロでいったのは良かったのかなと思いますし、柳田さんに打たれたのも、福田さんに打たれたのも、どちらかというとこちら側の問題なので、そこをしっかり次に向けてやっていきたいと思います。
――今季は足の怪我から始まったが足の痛みは?
出てないですし、状態としては前回よりも上がっていると思うので、次回に向けてしっかり頑張りたいと思います。
――前回から一番変わった点は。
体の状態が良くなっているんじゃないかと思います。
――メジャーのスカウトがいる中での登板。
その点で変わることはないですね。今日のピッチングを踏まえて、次につながるようにやっていきたいと思います。
――久しぶりの投手での出場。マウンドに上がる時の心境。
特に変わらずにいつも通りの感じでいきました。
――二刀流復活の応援ボードを掲げるファンもいた。改めて二刀流について。
今シーズン関しては、そんなにシーズンを通してやっていないので、思った通り進んできていないです。今日投げられたことが、前回からの進歩じゃないかと思います。
――次回以降に向けて
今日の感じを踏まえて次回に繋がるように頑張りたいと思います。
――今季は投げられないことも続いたが、投げられたことで感じたこと。
投げないと分からないこともいっぱいあるので、そういった点では投げて気付いた点がある
(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)