ソフトB和田、復帰第2戦は則本との投げ合い「ナオみたいに粘っていきたい」
マジック点灯で優勝へ前進中、シーズン終盤の登板へ「そのために戻ってきた」
3日、ソフトバンクの和田毅が復帰第2戦のマウンドに上がる。通算1500奪三振、井口資仁との最終決戦など、何かと話題が多かった復帰戦から中6日。「先発として中6日で回れないと戻ってきてはいけない」という和田が、3日の楽天戦で真の復活を見せつける。
指揮官も絶賛した復活登板から1週間。この間は「いつもどおりの調整。特別なことはしていない」という。登板後は「久しぶりだったのでファームで投げた時よりも疲れはあった」としながらも、特別な張り、嫌な感じの張りがあるわけでもなく「試合にも勝っていたので、心地よい張りだった」と笑う。
前回は90球前後の球数制限があったが、今回は「特別言われていないが、個人的には100球はいきたい」と和田。投げ合う相手は、則本昂大だ。
「いい投手だし、岸くんとの2枚看板。そう簡単に点は取れないだろうから、(1日の東浜)ナオみたいにランナーを出しても粘っていきたい。ゼロで抑えるのが一番だが、とにかく最少失点でいけばチャンスはある」
マジックが点灯し、いよいよ優勝に向けたシーズン終盤での登板が続くが、和田は「そのために戻ってきた」と力強く語る。「その場で結果を出せなければ、(代わりの)投手はいっぱいいる。マジックは考えず、一戦一戦を戦っていければ」と、改めて自分に求められる“結果”へのこだわりを強調した。
今のホークス打線は好調とは言い難い。それでも、ここぞという場面で点は取れている。そのいい流れを信じて我慢強く投げていくことになるだろう。左腕エースの復活劇第二章を、きっと多くのホークスファンが後押ししてくれるはずだ。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)