青木宣親、メッツ入りでMLB“両リーグ全地区制覇” GM補佐「新たな選択肢」

メッツへの移籍が決まった青木宣親【写真:Getty Images】
メッツへの移籍が決まった青木宣親【写真:Getty Images】

青木がメッツと契約、今季3球団目&渡米後7球団目

 メッツはブルージェイズから自由契約となった青木宣親外野手と契約したことを発表した。青木にとっては今季3球団目で渡米後7球団目。35歳のベテランの獲得に関して、メッツのジョン・リコGM補佐は外野手の故障を受けて補強に踏み切ったと説明した。MLB公式サイトが伝えている。

 青木は今季、アストロズでスタートを切り、6月には日米通算2000安打を達成。7月にトレードでブルージェイズに移籍したが、8月28日に戦力外となり、その後、フリーエージェントとなっていた。メッツは今季3球団目の所属。今季は2チームで計83試合に出場し、打率.274、5本塁打、27打点、5盗塁をマークしている。

 青木は2012年にポスティングシステム(入札制度)を利用してヤクルトからブルワーズに移籍。2014年にロイヤルズ、2015年にジャイアンツ、2016年にマリナーズと渡り歩き、メッツで渡米後7球団目の所属。これで、ナ・リーグ東地区(メッツ)、同中地区(ブルワーズ)、同西地区(ジャイアンツ)、ア・リーグ東地区(ブルージェイズ)、同中地区(ロイヤルズ)、同西地区(マリナーズ、アストロズ)と両リーグ全地区を“制覇”することになった。

 MLB公式サイトによると、ジョン・リコGM補佐は「最近の外野手故障の状況を考えての動きだ。我々は層を厚くし、テリー(コリンズ監督)に新たな選択肢を与えられないかと考えていた」とコメント。メッツはヨエニス・セスペデスやマイケル・コンフォルトらが離脱しており、主に右翼での起用になると見られている。

 青木はMLB通算732試合出場で2614打数745安打の打率.285、33本塁打、211打点、93盗塁、248三振、221四球、出塁率.350。メッツは今季58勝75敗で地区4位に低迷している。

(Full-Count編集部)

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