米国に完敗の侍小枝監督、投手陣評価「あとは攻撃陣」 清宮「自分で崩れた」

アメリカ戦に出場した清宮幸太郎【写真:Getty Images】
アメリカ戦に出場した清宮幸太郎【写真:Getty Images】

日本3投手で圧巻23Kも…前回王者・米国に2安打完封負け

 侍ジャパンU-18代表は2日(日本時間3日)、「第28回WBSC U-18ベースボールワールドカップ」(カナダ・サンダーベイ)のオープニングラウンド第2戦で前回王者の米国代表と対戦し、0-4と完封負けを喫した。これでオープニングラウンドは1勝1敗。小枝守監督は試合後、米国に対して「チーム力を上げている印象」と話し、黒星からの巻き返しを誓った。

 日本はこの日、先発の川端健斗(秀岳館)が2回に先制2ランを浴びるなど6回途中6安打6四球4失点ながら15三振を奪う力投。2番手の田浦文丸(秀岳館)も2回1/3を1安打5奪三振無失点、3番手の磯村峻平(中京大中京)も1回を無安打無失点3奪三振と好投を見せ、3投手で圧巻の23三振を奪った。

 一方、打線は相手投手陣の前に沈黙。初回1死一、二塁で4番の清宮幸太郎(早稲田実業)が二塁への併殺打に倒れると、9回を2安打無得点に封じられた。

 試合後、小枝監督は「点差以上に収穫があった」と振り返り、投手陣の力投を称えた。一方、「あとは攻撃陣がどういう風にするか。2年生の1本ずつ(藤原恭大=大阪桐蔭、小園海斗=報徳学園)では難しい」とした。また、前回退会で決勝で敗れている米国については「例年より投手陣がコントロールも良かった」と評し、「制球がいいし球威もある」、「チーム力を上げている印象」と警戒した。「ボールを打たないということ。ストライクヒットを徹底しないと。追い込まれてからだときつい」とも話した。

 4打数無安打に終わった主将の清宮は「完敗だった」、「自分でストライクゾーンを崩してしまっている。自分から崩れている」と振り返り、「自分たちの弱さ、何が足りないか、世界のトップがどれくらいなのか、今日でわかった。まだ試合は続く、もう1回1つずつ勝っていくしかない」と力を込めた。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY