日本は鳥の群れ、米国は1羽のガチョウ!? マイナーリーグの試合が“珍事”で遅延
日本では楽天-西武の一戦が鳥の群れの襲来で遅延したばかり
8月30日のプロ野球・楽天-西武戦でKoboパーク宮城に鳥の群れが訪れ、雨天中断からの試合再開が遅れるという前代未聞のハプニンがあった。ただ、鳥の“襲来”に悩まされたのは、日本だけではない。米マイナーリーグでは群れではなく、一羽の大きなガチョウがグラウンドに舞い降り、試合の進行を妨げるという事態があった。
2日(日本時間3日)のオリオールズ傘下1Aデルマーバvsパイレーツ傘下1Aウェストバージニアの一戦。MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」によると、一羽のガチョウが突然、外野に降り立ったという。
同サイトは「マイナーリーグの試合が中断…ガチョウ遅延で」とのタイトルでこのハプニングについて特集。「土曜の夜、ガチョウが外野フィールドでくつろごうと決めたのは、デルマーバ・ショアバーズとウェストバージニア・パワーがクラスAので対決している最中だった――あまりに居心地がよかったのか、“ガチョウ遅延”が引き起こされた」と伝えている。
ガチョウはしばらく静かに佇んでいたものの、すぐ近くにいたウェストバージニアの外野手が試合開始に備え、キャッチボールをしようとすると状況が“一変”。「パワーの外野手ギャレット・ブラウンがガチョウの近くでボールを投げると、突然動き始め、可能な限り遠くに飛び去ろうとした」。ガチョウの激しい動きにブラウンは驚きを隠せず、ダッシュで逃げ去る事態となった。
楽天-西武の試合では、8回表終了時に降雨の影響で試合が中断した際、鳥の群れがグラウンドに出現。低い位置を旋回したため、西武の選手が避けたり、かがみ込んだりしてかわすことになった。その後、スタッフが笛を鳴らしながら追いかけ、花火を打ち上げるなど対策を取るも効果はなく、場内の照明を全て消す事態に。ここで鳥はようやく上空へと飛んでいき、最後はドローンで鳥を追い払った。この“珍事”は米国などでも大きく報じられていた。
日本と米国で、偶然にも立て続けに鳥の“襲来”から試合が遅れるというハプニングが発生。もっとも、猛烈な勢いで飛び続けた日本の群れとは違い、このガチョウはどうやらコンディション不良で飛び立つことが出来なかったようで、記事では「鳥は問題を抱えていたようでグラウンドキーパーがフィールドから抱え去り、グラウンドクルーが回復するまで看病すると、観客から声援がおこった」と結末について伝えている。
(Full-Count編集部)