筒香嘉智のメジャー適性は? 指揮官が評価する練習中の一コマと同僚へのジョーク

レイズ・筒香嘉智【写真:Getty Images】
レイズ・筒香嘉智【写真:Getty Images】

日本時間6日の打撃練習では右翼席後方の看板を直撃する一発を放った

 7月23日(日本時間24日)の開幕に向け、各球団が調整を続けているMLB。そんななか、レイズの地元紙「タンパベイタイムズ」ではサマーキャンプ参加中の筒香嘉智外野手の近況を報じている。

 5日(日本時間6日)の打撃練習では右翼席後方の看板直撃の一発を放った筒香。レイズのキャッシュ監督は「私が知る限り、日本では“反復”が本当に大事なこと。ゴロの処理だったり、ティー打撃だったり。何をするにも、量をたくさんこなしているということだ。彼は適応していると思う。ひたすら反復するよりも、クオリティを好むのが我々(メジャー)のやり方」と一定の評価を与えており、「気が付いたよ。彼は打撃練習で素晴らしいラウンドを終えたあと、彼にこう聞いた。『ケージにまた戻るかい?』とね。彼は『いや、もう大丈夫。感覚が凄く良いから』と言っていたよ」と筒香とのやり取りを明かした。

 スプリングトレーニングのときから文化や言葉の壁にもうまく対応していた一方、試合では序盤こそ状態が良かったものの徐々に調子を落としていた筒香。一時帰国を挟んでのサマーキャンプでは、同僚のブランドン・ローウィも「今は彼も僕たちのことも理解しているね。たくさんのことにもっと慣れてきていると思うし、そうなったことで彼が落ち着いてプレーするための助けになると思うよ」と語るなど、すっかり現地の環境に馴染んでいるようだ。

 また、打撃練習では本塁打競争のような快音を響かせる同僚のヤンディ・ディアスやハンター・レンフローらに、筒香が「(同じスラッガーとしてレベル的に)張り合うことは出来ない」と冗談を言う場面もあり、記事では「そういった筒香の“陽気さ”がチームに溶け込んでいることの一例だ」と伝えている。日本時代からチームをまとめるキャプテンシーも随一だった筒香。その社交性で新天地でも大暴れとなるか。

(Full-Count編集部)

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