楽天、10連敗でストップ 「連敗ストッパー」ドラ1藤平が7回無失点8Kの快投

楽天・藤平尚真【画像:(C)PLM】
楽天・藤平尚真【画像:(C)PLM】

藤平は6回までノーヒットノーランの快投、島内は41イニングぶり適時打

 楽天がついに連敗を止めた。5日の日本ハム戦(富山)に6-1で勝利。10連敗中のチームを救った救世主は、またしてもドラフト1位ルーキーの藤平だった。

 今季4試合目の先発マウンドに上がった藤平は圧巻の投球を披露した。初回、大谷に四球を与えたが、6回までに許した走者はこの1人だけ。無安打無得点投球を続けた。7回先頭の松本に初安打となる左翼線への二塁打を許したが、続く大谷をフルカウントから空振り三振に。中田を遊ゴロ、レアードを左飛に打ち取って、同点のピンチを凌いだ。

 前回登板だった8月22日のロッテ戦(ZOZOマリン)でプロ初勝利を挙げ、チームの連敗を6で止めた藤平。それ以来の先発マウンドで、7回を投げて、わずか1安打無失点8奪三振。今度は12年ぶりだった10連敗を止める好投を見せた。

 打線は好投を続けるルーキー右腕を5回に援護した。2死からオコエが左翼越えの二塁打で出塁すると、日本ハム先発・上沢のボークで三塁へ。ここで島内が、チーム41イニングぶりの適時打となる中前適時打を放って、ついに先制。これが決勝点となった。8回2死一、三塁で銀次、ウィーラーが連続適時打を放つなど4点を加え、試合を決めた。8回は福山、9回は松井裕とつなぎ、14日ぶりの勝利をつかんだ。

 日本ハムは先発の上沢が8回1失点の好投を見せたが、打線が藤平の前に沈黙。7回先頭の松本がチーム初安打となる左翼線への二塁打を放ったが、頼みの大谷、中田、レアードのクリーンアップが立て続けに凡退。9回に1点を返すのがやっとだった。

【動画】楽天・藤平、日ハム大谷に対して直球勝負

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY