「投げる山賊」西武3年目平良に漂う開花の予感 剛速球は「まるで鉄球」?
今季ここまで8試合にリリーフ登板し、1本の安打も打たれていない平良
■西武 8-5 ロッテ(12日・ZOZOマリン)
12日にZOZOマリンスタジアムで行われたロッテ戦に8-5で勝利した西武ライオンズ。1試合が雨で中止となったロッテとの6連戦を3勝2敗で勝ち越し、貯金を1とした。
今季の西武は持ち前の強力打線だけでなく、課題とされていたリリーフ陣の奮闘ぶりも目立つ。新助っ人のギャレットや抑えの増田、セットアッパーの平井の存在はもちろんだが、今季が3年目となる若い平良海馬投手も圧巻の投球を続けている。
ロッテ戦は7回にマウンドに上がった平良。四球こそ出したものの、1イニングを無安打投球。150キロを超える真っ直ぐは威力十分で、荻野のバットを真っ二つにへし折るシーンもあった。これで今季は8試合、7回2/3を投げ、いまだノーヒットピッチングを続けている。
この平良のボールを「まるで鉄球…」と称したのが「パーソル パ・リーグTV」の公式YouTube。平良のロッテ戦の投球を動画で紹介すると「もう新人王取りそうな勢い!」「セパ共に平良が調子いいね」「いやバットも平良もヤバすぎやろ」「投げる山賊」「めっちゃ重そうな球」とファンからも喝采のコメントが並んだ。
また、荻野の折れたバットを拾うと、折れた部分を自らの方に向けてボールボーイのスタッフに手渡す姿に「いい人なんだなぁ」と、人柄を絶賛する声も上がっていた。