イチロー中前打で日米通算5863塁打、王貞治の日本記録超え マ軍痛恨4連敗
メジャータイ記録の代打打席「94」&代打安打記録にも「3」、7月以降は打率.333
マーリンズのイチロー外野手は6日(日本時間7日)、本拠地でのナショナルズ戦に代打で登場。鮮やかなセンター前ヒットを放ち、日米通算5863塁打(MLB3974、NPB1889)として、王貞治氏の日本記録を超えた。また、今季の代打打席数「94」はメジャータイ記録に。代打安打数も25本として、メジャー記録に残り「3」とした。マーリンズは1-8で敗れ、痛恨の4連敗。田澤純一投手は7回から3番手で登板し、2イニング目の8回にテイラーに本塁打を浴びて2回2安打1失点だった。
マーリンズは4回までに3点を奪われる展開。イチローは3点を追う5回、1死走者なしの場面で、先発左腕ピーターズの代打で登場した。
左腕ゴンザレスに対して、3ボールから2球見逃しの後、89マイル(約143キロ)の直球を鮮やかにセンター前に運ぶ。2試合ぶりのヒットで日米通算5863塁打。並んでいた王貞治氏の日本記録(5862塁打)を超えた。
その後、ゴードンがバント安打を決めるも、スタントンはダブルプレーで得点はならず。マーリンズは救援陣も失点を重ね、1-8で敗戦。痛い4連敗となった。
ただ、イチローは好調維持。8月は月間打率.346をマークするなど、7月以降は60打数20安打の打率.333。さらに、今季の代打打席数はこれで「94」となり、歴代1位のラスティ・スタウブ(1984年)に並ぶメジャータイ記録となった。
今季の代打安打数は、ジョン・バンダーウォールが1995年にマークしたメジャー記録の28本に「3」に迫る25本に。また、メジャー通算3071安打で、歴代21位のキャップ・アンソン(3081本)まで残り10本とした。今季の打率は.255。マーリンズは今季23試合を残している。
(Full-Count編集部)