大谷翔平、開幕に向け投手コーチ太鼓判 「シーズン通して強いインパクト与えられる」
14日の2度目の紅白戦登板では直球の球速が94~96マイル(約151~154キロ)を計測
二刀流で開幕を迎えることが正式に決定したエンゼルスの大谷翔平投手。ここまで紅白戦に2度登板し制球面に課題は残るが開幕まで徐々に状態を上げてきている。14日(日本時間15日)にキャラウェイ投手コーチがオンライン取材に応じ「彼の現状にとても満足している。シーズンを通してローテーションに強いインパクトを与えられるだろう」と最大級の評価を与えていた。
7日(同8日)の紅白戦では打者10人に7死球、13日(同14日)の2度目となった紅白戦では4回途中5四死球と制球面の不安も残る大谷。それでもキャラウェイ投手コーチは「彼の現状にとても満足している。特に1回目の登板後、とてもいい修正をした。昨日の登板ではとてもしっかりしていた。私は彼が投げるボールがとても気に入っているし、彼は順調に回復しているように見える」と問題ない様子。
二刀流で開幕を迎えることが正式に決定し“投手・大谷”は今シーズンは週1回マウンドに上がることになるが「シーズンを通してローテーションに強いインパクトを与えられるだろう。ここまで持ってこれたのは彼のルーティンのおかげだと思う。私たちは彼のことをかなり頼りにすることになるだろう」と太鼓判を押している。
制球面で苦しんでいた要因を問われると同コーチは「一番の要因は、相手が自軍の選手だということだ。当ててしまうことを恐れて、内角に投げにくい」と指摘。2度目の紅白戦登板では直球の球速が94~96マイル(約151~154キロ)出ていたことも明かし「心配していないことのひとつは球速」と、順調に調整が進んでいることを口にしていた。
トミー・ジョン手術から復活を果たす2020年シーズン。二刀流復活で再びメジャーを沸かせることができるのか、注目が集まる。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)