ダルビッシュは「どう友情と信頼を育んだか」 控え捕手とバッテリーを組むワケは?
ダルビッシュは昨季カラティニと組んだ19試合で防御率3.29と好成績を残した
カブスのダルビッシュ有投手はビクター・カラティニ捕手と“専属捕手”として今季開幕を迎える。相性抜群のバッテリーだったが、なぜ昨季24本塁打の正捕手ウィルソン・コントレラスではないのか。地元放送局「NBCシカゴ」は「ダルビッシュとカラティニはどのようにして“友情と信頼”を育んだのか」との見出しで2人の関係を“深堀り”している。
ダルビッシュは昨季31試合登板し、6勝8敗、防御率3.98。229奪三振、56四球を記録したが、カラティニと組んだ19試合は被打率.210、155奪三振、16四球、防御率3.29と好成績を残した。カラティニは「彼が好きな投球の仕方を見つけようとした」と説明。右腕の投球を最大限に生かしたリードが名コンビを生んだようだ。
グラウンド外の相性も良く、デビッド・ロス監督は「この2人はお互いに対して、すごくユーモアのセンスがあるんだ」と2人の掛け合いを聞くことを楽しんでいるほどだという。「相手が自分と同じように考えて、良い関係を築いているときは、ただ後ろでボールを受けているということを超えた何かがある」。エースと期待されるダルビッシュに“専属捕手”をつけることに迷いはなかったようだ。
ダルビッシュは開幕前最後の登板となった20日のホワイトソックス戦でもカラティニとバッテリーを組み、5回途中7安打5失点。初回こそ満塁弾などで5安打5失点と崩れたが、2回以降は2安打無失点と立ち直った。今季初登板は開幕2戦目、25日(同26日)のブルワーズ戦。カラティニと名コンビを組み、チームの勝ち星へつなげたいところだ。
(Full-Count編集部)