アストロズ、OP戦で3死球受け“サイン盗み”再燃 米メディア「ファンは期待している」
アストロズは22日のロイヤルズとのオープン戦で15-6の快勝も3死球を受ける
アストロズは21日(日本時間22日)、敵地でのロイヤルズとのオープン戦を15-6で勝利した。5本塁打が飛び出すなど計17安打の快勝劇だったが米メディアは「アストロズへの死球をファンは期待している」と、3死球を受けたことに注目している。
メジャーを揺るがす大問題に発展したアストロズのサイン盗み。ファンやメディアから強烈な批判を浴びたが、新型コロナウイルスの感染拡大もあり一旦、収まったかのように見えたが再び“再燃”したようだ。
この日、アストロズは2回2死満塁からアルトゥーベ、ブレグマンが押し出し死球。さらに5回にもスプリンガーが顔面付近(左肘に直撃)に死球を受けた。これを受け米全国紙「USAトゥデイ」のスポーツサイト「フォア・ザ・ウィン」は「アストロズのスター3選手がロイヤルズの投手陣から死球を受けた」との見出しを付け特集している。
記事では今季は60試合制、無観客で行われることに言及しながらも「ファンは球場で観戦することが許可されていない中で、(サイン盗み被害にあった)仕返しを求める投手たちによるアストロズへの死球をファンは期待している」と伝えている。
電子機器疑惑のあったアルトゥーベら主力が相次いで死球を受けたことでファンの“サイン盗み”への怒りが再燃。死球を特集した動画がツイッターなどで流れ「彼らは慣れておいた方がいい 笑」などのコメントが相次いでいるという。
MLBのロブ・マンフレッド・コミッショナーはすでに“報復死球禁止令”を出しており、真剣勝負が始まるシーズンでの報復には選手たちも批判的な意見を口にしている。意図しない死球でもアストロズには当分の間はファンから厳しい目が注がれそうだ。