楽天・田中将大の名前も ウィンターミーティングの注目は?

ウィンターミーティングでの注目ポイント

 球団関係者や代理人が一堂に会し、選手の契約や移籍交渉が活発に行われるウィンターミーティングが、現地時間9日にフロリダ州レイクブエナビスタで開幕した。今オフ最大のイベントで注目すべきポイントは何なのか? 米全国紙USAトゥデーがキーワード別に特集を組んでいる。球団名に混ざって、楽天・田中将大の名前も挙げられている。

【シアトル・マリナーズ】
 ロビンソン・カノを10年2億4000万ドル(約247億円)の大型契約で獲得するなど積極補強が目立つ。さらなる大物獲得を狙っており、すべてのFA選をターゲットにしているとの報道もある。さらに、レイズのエース左腕デビッド・プライスのトレードも画策しているようだ。会場では多くのエージェントがジャック・ズレンシックGMに“物乞い”するとされている。

【ニューヨーク・ヤンキース】
 すでに積極補強を行っているが、カノの残留が無くなったため、今オフに使うことの出来る資金はまだ1億7900万ドル(約184億円)あるとされている。田中がポスティングシステム(入札制度)でのメジャー挑戦を表明すれば、最高額を投じて交渉に入ることが出来る。また、グラント・バルフォア、フェルナンド・ロドニーといったFAの新クローザー候補も獲得が可能だ。他にも先発投手や内野手の獲得候補が続々と挙げられている。ただ、この段階で最も望ましいのは、調停中のアレックス・ロドリゲスに出場停止の処分が決まり、来季の年俸を払わなくて済むようになることだ。

【タンパベイ・レイズ】
 トレードに出されるとされているプライスを抱え、注目を浴びている。2011年のサイ・ヤング賞左腕は、来季の年俸が1300万ドル(約13億4000万円)になるとされている。予算の限られているレイズには高すぎる額だ。アンドリュー・フリードマンGMは過去に多くのエース級の投手をトレードに出し、代わりに有望株を獲得して成功を収めてきた。絶対に悪いトレードはしないとされている。

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