DeNA、佐野の逆転サヨナラ満塁弾で連勝 ラミレス監督も興奮「素晴らしい気持ち」
9回2点差もラミレス監督「この展開ならまだ逆転できると思った」
■DeNA 9-6 広島(24日・横浜)
DeNAは4番・佐野が劇的な逆転サヨナラ満塁弾を放ち2連勝を飾った。2点ビハインドで敗色濃厚の9回、広島6番手の一岡の乱調につけ込み、梶谷のタイムリーと佐野の一発で5点を奪って逆転した。劇的勝利にラミレス監督は「素晴らしい気持ち。ここにいる皆さんも劇的な結果を期待していたと思うが、3試合連続の本塁打で素晴らしいものになった」と興奮気味に話した。
序盤からシーソーゲームの展開となったが、5回まで2失点と好投していた先発の上茶谷がピレラに逆転2ランを打たれて勝ち越され、8回にはリリーフのパットンが2失点して終盤で3点ビハインドと苦しい展開になった。
それでも8回にロペスの本塁打で2点差とし、指揮官は「この展開ならまだ逆転できると思った」と試合を諦めなかった。9回にも無死一、二塁のピンチを迎えたが「リリーフも頑張ってくれた」と、失点しなかった国吉の投球を評価した。
今季1号から3試合連続の本塁打が劇的弾となった佐野は「オースティンとロペスが決めてくれると思ってベンチで見ていた」と周囲を笑わせた。1死満塁で迎えた打席で「自分を信じて、自分のスイングをしようと思った」とフルスイングした打球は、観客のいない右中間スタンドに飛び込んだ。
7試合勝ち星なしからの地元での連勝で借金は1となった。ラミレス監督は「明日勝てば(勝率)5割になるので、ベストを尽くして勝ちにいきたい」と、さらなる連勝を誓った。
(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)