鷹、今季初の単独首位浮上も… 工藤監督は浮かれず「一喜一憂しないように」

ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】

1点ビハインドの3回に柳田と中村晃の適時打で逆転する

■ソフトバンク 4-1 日本ハム(24日・PayPayドーム)

 ソフトバンクは24日、本拠地PayPayドームでの日本ハム戦に4-1で快勝し、今季初の単独首位に浮上した。3回に中村晃の2点適時二塁打で試合をひっくり返して逆転勝ち。楽天がオリックスに3連敗を喫し、31試合目で単独首位に立った。

 初回に先発の東浜がいきなり3連打を浴びて先制を許した。だが、なおも無死一、二塁で中田を遊ゴロ併殺打、ビヤヌエバを二飛に打ち取り、最少失点で切り抜けた。「立ち上がり東浜くんが1点で凌いでくれたのが大きかった」。工藤公康監督が振り返ったように、2回以降は日本ハム打線に得点を与えなかったことが味方の援護を呼び込んだ。

 3回に柳田の適時打、中村晃の2点適時二塁打で逆転に成功。先発の東浜が7回まで1失点と力投すると、勝利の方程式を惜しみなく注ぎ込んだ。「今日は何が何でも勝ちたかったので、替えさせてもらいました」。8回のモイネロ、9回の森と、鉄壁のリレーで凌いで逃げ切った。

 これで31試合を終えて今季初の単独首位に浮上した。ただ、工藤監督は「負ければすぐ入れ替わるので…。負けるつもりはないですけど、一喜一憂しないようにやります。また明日、また明日と日々やっていきたいと思います」と冷静に語っていた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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