レイズ筒香、12年ぶり日本人野手開幕戦アーチ 初安打初本塁打に米記者も衝撃「良いパワー」
日本人選手のデビュー戦本塁打は2016年の前田健太以来、5人目の偉業
■レイズ – Bジェイズ(日本時間25日・タンパ)
レイズの筒香嘉智外野手は24日(日本時間25日)、本拠地で行われたブルージェイズとの開幕戦で「3番・三塁」で先発出場し、5回の第3打席でメジャー初本塁打となる1号2ランを放った。衝撃のデビュー戦アーチに地元メディアたちも驚嘆の声をあげた。
開幕戦は今季からブルージェイズへ移籍した韓国人左腕・柳賢振と対戦。初打席となった初回2死はニゴロ、4回無死は右肩付近に死球を受けてメジャー初出塁を記録し、第3打席を迎えた。5回2死一塁。フルカウントから柳が投じた89マイル(約143キロ)のフォーシームを左中間方向へ。グングンと飛距離を伸ばすと、打球はそのままスタンドへ。打球速度103.4マイル(約166.4キロ)、飛距離407フィート(約124メートル)のメジャー初本塁打となった。
期待の日本人ルーキーの一発に米メディアからも驚嘆、称賛の声が上がった。地元紙「タンパベイ・タイムズ」のエドゥアルド・エンシーナは自身のツイッターで「ヨシ・ツツゴウがなかなか良いパワーを披露し、左中間へメジャー初本塁打を放つ」とレポートした。
また、地元テレビ局「10 Tampabay」のライアン・バース氏は「ツツゴウ!!!! メジャー初本塁打!」と自身のツイッターに興奮気味に綴り、元アストロズとマリナーズのスカウトで現在は米経済誌「フォーブス」の記者であるバーニー・プレスコフ氏も「レイズのヨシトモ・ツツゴウがメジャーデビュー戦で本塁打。スタートとしては悪くない」と称賛した。
メジャー1年目の野手が開幕戦でクリーンアップに入るのは03年松井秀喜(ヤンキース)、08年福留孝介(カブス)以来3人目。松井、福留はいずれも5番スタメンで、3番先発は初めてだ。日本人野手が開幕デビュー戦でアーチを放つのは08年福留孝介以来12年ぶり。デビュー戦での本塁打は2004年の松井稼頭央(メッツ)、2006年の城島健司(マリナーズ)、2008年福留孝介(カブス)、2016年前田健太(ドジャース)に続いて5人目。開幕戦初安打初本塁打は04年松井稼頭央(メッツ)以来16年ぶりとなる。
(Full-Count編集部)