ダルビッシュ7回零封、快投9勝目 地元メディア絶賛「移籍後最高の登板」

ドジャース・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】
ドジャース・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】

13打者連続アウト&三塁踏ませぬ快投に「ドジャースはホッとひと息」

 ドジャースのダルビッシュ有投手が13日(日本時間14日)、敵地ジャイアンツ戦で7回3安打無失点と好投し、9勝目(12敗)を挙げた。制球が安定し、レンジャーズ時代の7月4日(同5日)レッドソックス戦以来となる今季4度目の無四球ピッチングで、自身の連敗を3でストップ。8月10日(同11日)のダイヤモンドバックス戦以来となる、約1か月ぶりの白星を手にした。前日にエース左腕カーショーでロサンゼルス移転後ワーストの連敗を「11」で止めていたドジャースは、4-1で勝利。左右エースがようやく揃い踏みし、2連勝を飾った。地元メディアはダルビッシュの好投を速報し、「最高の登板」と賛辞を送っている。

 初回に2点の援護をもらったダルビッシュは、その裏に先頭ペンスに内野安打を許すも、後続を断つ。2回も1安打を許したが、無失点に抑えた。3、4回は3者凡退。打線が5回にベリンジャーの2ランでリードを4点に広げると、5、6回も走者を出さず、4イニング連続3者凡退。13打者連続でアウトに仕留めた。

 7回は先頭パーカーにこの日3本目のヒットを許すも、スパンを中飛。続くポージーの打球を左翼のヘルナンデスが好捕し、飛び出した一塁走者を刺して併殺に仕留めた。ダルビッシュは続く8回の打席で代打を送られ、お役御免となった。

 7回87球を投げてストライクは59球。3安打5奪三振無四球無失点で、防御率は4.08に。二塁を踏ませたのは初回の1度だけ。三塁を踏ませぬ快投だった。

 地元メディアも続々と速報。地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」は「ユウ・ダルビッシュがジャイアンツ戦で力強い登板、ドジャースはホッとひと息」との見出しで報じ、「カーショーのように、ダルビッシュは長いイニングを投げることができる。ドジャース在籍6週間では2度目の7イニングを投げた。水曜日の7イニング、ダルビッシュは得点を与えず被安打は3本だった。ヒットはすべて単打である」と伝えた。

 また、地元メディア「nbc4」は「ユウ・ダルビッシュが復調、ドジャースはサンフランシスコを相手に2連勝」と見出しを取り、「サンフランシスコでの登板は初となった。ドジャース移籍後、ユウ・ダルビッシュ最高の登板となった」と速報。ジャイアンツの地元紙「サンフランシスコ・クロニクル」も「ダルビッシュはジャイアンツ戦で快調、ドジャースはシリーズを制す」と、ライバル球団が勝ち越した試合について報じた。

 まさかの11連敗とつまずいたドジャースだが、再び圧倒的な強さを取り戻し、勢いを加速してプレーオフに挑みたいところだ。

(Full-Count編集部)

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