ダルビッシュ、復活の9勝目 指揮官は「スピン」を絶賛「彼は並外れていた」

ロバーツ監督は変化球に感嘆「スライダーやカーブボールのスピンは別物」

 ドジャースのダルビッシュ有投手が13日(日本時間14日)、敵地ジャイアンツ戦で7回3安打無失点と好投した。今季4度目の無四球ピッチングで9勝目(12敗)。自身の連敗を3で止め、8月10日(同11日)のダイヤモンドバックス戦以来となる白星を手にした。ドジャースは4-1で勝利。泥沼の11連敗を前日にエース左腕カーショーで止め、これで2連勝を飾った。デイブ・ロバーツ監督も「彼は並外れていた」とダルビッシュについて絶賛している。

 ドジャースは初回に2点を先制。援護をもらったダルビッシュは3回から4イニング連続3者凡退、13打者連続アウトに仕留めるなど、快投を続けた。打線も5回にベリンジャーの2ランで追加点を奪取。ダルビッシュは7回、先頭パーカーにヒットを許し、久々の走者を出すも、1死からポージーの打球を左翼のヘルナンデスが好捕し、飛び出した一塁走者を刺して併殺に仕留め、このイニングも無失点で終えた。

 7回87球と球数は少なかったものの、続く8回の打席で代打を送られて降板。お役御免となったが、救援陣もリードを守り、ダルビッシュに9勝目がついた。

 87球でストライクは59球。防御率は4.08まで改善した。前日に左腕カーショーでロサンゼルス移転後ワーストの連敗を「11」で止めていたドジャース。エースに続き、トレード期限ギリギリで獲得した世界一への“切り札”ダルビッシュでも勝ち星を手にしたロバーツ監督は試合後に安堵の表情を浮かべ、「彼の球は非常にスピンがかかっていた。テンポも良かった。ゲームを通じてコントロールも良かった。彼は並外れていたよ」と絶賛した。

 投球内容については「制球はまだ改善の余地があるかもしれない」としつつ、「しかし、スライダーやカーブボールのスピンは別物だね」と2つの決め球の威力に感嘆していた。

 11連敗を喫しても貯金は42。2位ダイヤモンドバックスとは10ゲーム差。地区5連覇も目前に迫ってきた。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY