DeNA、終盤10失点で大逆転負け ラミレス監督「広島の攻撃が素晴らしかった」
6点リードも8、9回で計10失点、守護神・山崎も痛恨の満弾を浴びる
■広島 10-6 DeNA(26日・横浜)
一方的な試合展開から終盤のまさかの逆転劇でDeNAの連勝は「3」で止まった。7回まで6-0と大量リードしたが、8回と9回にリリーフ陣が広島の反撃を止められず、2イニング連続の5失点で逆転負けとなった。ラミレス監督は「かなり厳しい負け方だったが、これも野球のひとつ。今日は広島の攻撃が素晴らしかった」と相手の粘りに脱帽した。
2回に梶谷の3ラン本塁打などで5点を先制し、5回にもオースティンの一発で追加点。投げては先発の平良が7回まで無失点と快調な投球だったが、プロ初完封も視界に入り始めた8回に流れが一気に変わった。
先頭打者から3連打を浴びて失点し、1死を取ったところで石田にスイッチ。石田は犠飛で1点を失い、打者1人で交代したパットンが連続本塁打で1点差とされた。9回にはクローザーの山崎をマウンドに送ったが、會澤の満塁弾などで5点を失ってリードを守れなかった。
ラミレス監督は「平良は素晴らしいピッチングだった」と、まずは先発右腕を褒め「リリーフはベストを尽くしたが、ウチで一番信頼できる2人を使っての結果なので仕方がない」と、終盤の継投失敗も選手を責めることはなかった。
4連勝での貯金生活は逃したが、28日からは敵地で首位の巨人と対戦となる。指揮官は「今日の結果はもう変えられないので、火曜日からの東京ドームでは、しっかり集中力を持って、勝っていきたい」と気持ちを切り替えていた。
(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)