ハム栗山監督、飯山は「見本」 最も印象的な12年V打「野球の神様は見ている」
栗山監督、引退決断の飯山に賛辞「人としてのあり方も含めて尊敬に値する」
日本ハムの栗山英樹監督が16日、20年間の現役生活にピリオドを打つことを決めた飯山裕志内野手に惜しみない賛辞を贈った。
「人としてのあり方も含めて尊敬に値する。こちらはしっかり準備してほしいとお願いするが、見本だった。見本であり続けた。信頼されてプロで飯を食った。そういう生き様だったと思います」
思い出に残るプレーとして真っ先に挙げたのは、8月に1軍昇格した時のシートノックのボール回しだ。
「どのプレーというより、ボール回ししている時の姿。ほかの選手と姿が全然違う」
そう振り返った一方で、最も印象的だったプレーには12年日本シリーズ第4戦(札幌ドーム)で放ったサヨナラ打を挙げた。「やっぱり野球の神様はこういう場面で打たせてくれるんだ。いかに積み重ねているか野球の神様は見ているんだと思った」としみじみと語った。
この日、球団は10月3日オリックス戦(札幌ドーム)終了後に引退セレモニーの行うことを発表。当日は来場者全員に応援ボード、オフィシャルファンクラブ会員先着1万8000人に引退ロゴがデザインされたピンバッチ、さらに背番号「4」にちなんで来場ポイント444Pをプレゼントする。また、同日からTシャツなど引退グッズを販売する。
(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)