大谷だけじゃない― 西武・菊池に米メディア熱視線「信頼できる剛腕となった」
西武・菊池を米メディアが特集「もう一人の才能豊かなアジア選手」
日本ハムの二刀流右腕・大谷翔平にメジャー球団から熱視線が注がれる中、米メディアがもう一人の注目選手として西武の菊池雄星投手を特集している。米スポーツ専門メディア「スポーティング・ニュース」がレポートしている。
limit_text href=”http://japan-baseball.nittsu.co.jp/article/1110/?utm_source=full-count.jp&utm_medium=referral&utm_campaign=textlink” end=”limit_a”]侍ジャパン社会人代表がパキスタンに7回コールド勝利、1位通過でスーパーラウンド進出(侍ジャパン応援特設サイトへ)[/limit_text]
プロ8年目を迎えた26歳左腕は今季2年連続の2桁勝利に到達し、9月16日時点で24試合に登板、15勝6敗、201奪三振で防御率2.07。シーズン途中に反則投球を指摘される中、ここ3試合は3連勝をマークするなど好成績を収めている。
この活躍に注目した「スポーティング・ ニュース」の特集では「国際的戦略がショウヘイ・オオタニにシフトしていく中、もう一人の才能豊かなアジア選手がその実力を誇示している」とレポートし、菊池がプロ入り前にメジャー球団から注目を浴びていたことを紹介。今季の活躍を「覚醒」と評し、「信頼できる剛腕となった」と高く評価した。今季の与四球率(9イニング当たり2.18四球)や奪三振率(9イニング当たり10.42奪三振)も高いレベルにあることを伝えている。
また、今季の2段モーション問題についても触れつつ、最速158キロの直球や「ハード・スライダー」についても紹介。カーブやチェンジアップなども織り交ぜる投球では打者がそのリリースポイントの見極めに苦慮していることも伝えている。
これらを踏まえて記事では「この活躍を来季も続ければ、我々は19年に28歳となるキクチの姿をMLBで見ることになるだろう」と予想し、「安定感のある先発投手への需要は常にあるため、キクチがポスティングされれば、ライオンズは巨額の入札を得ることになるだろう」と伝えている。
これまでも日本プロ野球から多くの好投手が海を渡り、メジャーの舞台で活躍。今年は大谷に関する報道が過熱する中、今後、菊池への注目もさらに高まっていくかもしれない。