MLBで驚愕の二盗 左手→右手→右足でタッチかいくぐる神業に敵地も騒然
ロイヤルズのメリフィールドが驚異の走塁披露
ロイヤルズのウィット・メリフィールド内野手が16日(日本時間17日)の敵地インディアンス戦で驚愕の走塁を見せた。超人的な動きで相手のタッチをかいくぐる盗塁はまさに神業で、現地でも話題となっている。
ロイヤルズの28歳が敵地を騒然とさせたのは3回だった。ゴードンのソロ弾で同点に追いついた直後の3回2死走者なしの場面でセンターへのヒットで出塁。直後、二盗を狙った。ここで走塁に気付いた相手先発右腕カラスコが体を反転させて二塁に送球。アウトのタイミングかに見えた。
しかし、ベースカバーに入った二塁ウルシェラがかがみこんで、ヘッドスライディングで滑り込んできた走者をタッチしようとした瞬間だった。メリフィールドは伸ばした左手を突如、引っ込めて体を右側によじるとタッチを回避。ウルシェラはすかさず左手のグラブを再び振ってタッチを試みたが、メリフィールドはこれも間一髪で交わしながら右手でベースに触れた。直後、滑り込んだ勢いでベースを通り越していったが、右手が離れた瞬間に右足でベースを触り、二盗を成功させた。この神がかった動きに翻弄されたウルシェラはタッチを空振りした勢いで仰向けに倒れて込んでしまった。
この“神走塁”に敵地は騒然。MLB公式ツイッターも動画付きで速報するなど、現地で大きな話題となった。メリフィールドはこれでリーグ3位の29盗塁目を記録した。しかしこの回、ロイヤルズは勝ち越すことができず、逆にその裏にインディアンスに勝ち越しを許して4-8と敗北。インディアンスは前日の同カードで連勝が22で止まっていたが、再び白星をつかんだ。