ハム2年目吉田がプロ初勝利へ強い覚悟「今回がラストチャンスのつもりで」
18日オリックス戦で1軍4度目の登板へ
日本ハムの2年目右腕・吉田侑樹投手が18日、プロ初勝利を懸けて本拠地でのオリックス戦に先発する。
「今まで3回チャンスがあって1回も勝てなかった。今回がラストチャンスのつもりでいきます」と自らにプレシャーをかけ、気合十分で4度目のマウンドに上げる。
プロ初登板初先発となった4月14日楽天戦では5回途中7安打3失点で負け投手になった。7月20日楽天戦では5回5安打無失点ながら勝ち負けつかず。同31日ソフトバンク戦では3回途中7安打5失点でKOされ、2敗目を喫した。
今季初めて1軍を経験して感じたことは、直球をもっと磨く必要性だった。「真っすぐが通用しないといけないと思って、キレを求めてやってきました」と言う。
ファームでは、投げ終わりに体重が後ろに残ってしまう悪癖の修正に着手。「下半身の動きを意識して、バッターに向かっていくようにしています。球に勢いが出てきました」と手応えを感じている。
2度目となる本拠地での登板。5回無失点と好投した7月20日楽天戦の好感触は残っている。「北海道のファンの方は温かいですし、いつも以上に力が出ます」と応援も味方につけて、来季につながる白星をつかみとる。
(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)