若返りながら37年ぶり連覇達成 広島に黄金期到来の予感
37年ぶりのリーグ連覇を達成した広島
マジック「1」になってから2日間の足踏みはあったが、9月18日に広島がマジックの直接の相手である阪神を敵地甲子園で破り、通算8度目のリーグ優勝を飾った。8度の中で9月18日の優勝決定は、昨年の9月10日に次ぐ史上2番目の速さだ。
今季の勝率は、現時点で広島史上最高勝率だ。広島のシーズン勝率10傑は以下の通り。差は2位とのゲーム差、2位の場合は1位とのゲーム差。
2017年 勝率.636(1位84勝48敗4分11.0差)監督緒方孝市
2016年 勝率.631(1位89勝52敗2分17.5差)監督緒方孝市
1984年 勝率.625(1位75勝45敗10分3.0差)監督古葉竹識
1980年 勝率.624(1位73勝44敗13分6.5差)監督古葉竹識
1986年 勝率.613(1位73勝46敗11分0.0差)監督阿南準郎
1975年 勝率.605(1位72勝47敗11分4.5差)監督古葉竹識
1989年 勝率.589(2位73勝51敗6分-9.0差)監督山本浩二
1979年 勝率.573(1位67勝50敗13分6.0差)監督古葉竹識
1995年 勝率.569(2位74勝56敗1分-8.0差)監督三村敏之
1991年 勝率.569(1位74勝56敗2分3.0差)監督山本浩二
今季の広島は現時点で、昨年の.631を上回っている。残り7試合で勝利数も歴代2位の84勝。これまで広島は8回の優勝を飾っているが、6回目の優勝までは10ゲーム以上をつける楽勝はなかった。接戦を制しての優勝が多かったのだ。しかし、1991年以来25年ぶりの優勝だった昨年は2位に17.5差をつける大勝。そして今年も現時点で11差をつけ、勝率では昨年をさらに上回った。