ダルビッシュ今季200K到達で10勝目権利、6回ピンチ降板も4安打1失点力投
6回途中に逆転走者を残して降板も、救援が凌ぐ
ドジャースのダルビッシュ有投手が19日(日本時間20日)、敵地でのフィリーズ戦に先発した。降雨で試合開始が遅れるアクシデントに見舞われたが、6回途中を4安打1四球7奪三振1失点(自責0)の力投。2点リードの6回1死一、二塁から1点を返された場面で降板したが、救援が無失点に抑え、今季10勝目の権利を手に入れた。
立ち上がりを3者凡退としたダルビッシュは、2回に先頭ホスキンスに四球を与えたが、後続を3人で打ち取り、無失点。女房役のグランダルが先制ソロを放ち、1点リードで迎えた3回には、2者連続三振とした後でヘルナンデスを三塁内野安打で出したが、続くガルビスを空振り三振に斬った。
味方打線は4回にもグランダーソンの適時打で1点追加。2-0で迎えた4回裏、先頭エレラに右翼線二塁打を許した後、1死三塁のピンチを迎える。だが、ここでも後続を打ち取って無失点で切り抜けた。
尻上がりに状態を上げた右腕は、5回も3者凡退。雨足が強まった6回には、先頭ヘルナンデスを一ゴロに仕留めたかに見えたが、一塁ベリンジャーが悪送球。次打者ガルビスを空振り三振に仕留めて1死一塁としたが、エレラに左翼へヒットを許し、1死一、二塁とする。迎えた4番ホスキンスにフルカウントから8球目を左翼へ運ばれ1失点。ここで97球(59ストライク)に達したため、逆転の走者を残したまま降板した。
マウンドを継いだ2番手ワトソンが1死満塁にピンチを広げたが、最後は遊ゴロ併殺で1点リードを守り抜いた。
ダルビッシュは5回1/3を投げて4安打7奪三振1四球で1失点(自責0)。防御率を3.96とした。
(Full-Count編集部)