田中将大、3回途中2失点で50球超え降板 頭部打球直撃を経て今季初登板も白星ならず
3回途中で球数が50球を超えて降板
■ヤンキース – Rソックス(日本時間2日・ニューヨーク)
ヤンキースの田中将大投手が1日(日本時間2日)、本拠地でのレッドソックス戦に今季初先発した。3回途中で球数が50球を超えたところで降板。2回2/3を投げて4安打2失点だった。
田中の注目の立ち上がり、先頭のベニンテンディを低めのスプリットで空振り三振に仕留めた。続くピラーは三塁寄りに敷いた守備シフトの逆を突かれて一、二塁間を破る右前安打を許した。ただ、デバースを高めの真っ直ぐで空振り三振、ボカーツを中飛に打ち取った。走者を出したものの、無失点で初回を終えた。
2回もバスケスに安打を許したものの、無失点に抑えた田中。ヤンキースは初回にジャッジが4号ソロを放って先制すると、2回にはウルシェラがグランドスラムを放って4点を追加。大量5点のリードを奪って、田中を援護した。
3回は1死からベニンテンディに四球、ピラーに左前安打を許して、この日初めて得点圏に走者を背負った。デバースは中飛に打ち取ったが、ボガーツには右中間フェンス直撃の二塁打を浴びた。二塁への送球がこぼれた間に2人目の走者も生還して2点を失った。
ここで球数は50球を超えて田中は降板。試合前にアーロン・ブーン監督は「今日は球数制限をするだろう。まだ万全の状態まで戻す最中である」と語っており、その制限に達した模様だ。今季初登板は2回2/3を投げて、4安打1四球2失点だった。
サマートレーニング中の7月4日(同5日)の打撃練習での登板中にジャンカルロ・スタントン外野手の打球が頭部に直撃した田中。軽い脳震盪の症状があったため、その後は慎重に調整を進め、この日、今季初登板を迎えた。頭部を守るため、プロテクター入りの帽子を着用して、マウンドに上がった。
(Full-Count編集部)