カブス名手また美技 捕球後ターン→二塁ベースへダッシュ→一塁送球で併殺
バエスが一人で併殺完成、実況も脱帽「どこでも守れます」
カブスのハビアー・バエス内野手がまたしても美技を見せた。
正遊撃手のラッセルが故障者リスト(DL)から復帰したため、19日(日本時間20日)はサード、そして、この20日(同21日)レイズ戦はセカンドで先発したバエス。華麗な守備を披露したのは4点ビハインドで迎えた2回だ。
1死一、二塁のピンチで、左腕レスターがソウザJrにセンターへ抜けようかというゴロを打たれた。すると、バエスが二塁ベース左のほぼ遊撃の位置まで移動して捕球。すぐにターンして二塁ベースへダッシュし、自ら踏んで一塁走者をアウトとすると、そのまま一塁へ強烈なボールを投げた。
打者走者のソウザJrも、もう1歩のところでアウトに。バエスが一人でゲッツーを完成させ、さらなる失点を阻止した。
ラッセルが離脱していた間は、マイナー時代から本職だったショートで生き生きとしたプレーを見せていたバエス。ただ、昨年は主に二塁を守り、守備職人が選ばれる「フィールディング・バイブル・アワード」の「複数ポジション」部門で表彰された名手。この日も二塁で美技を見せ、地元テレビ局の実況は「なんてプレーだ。セカンドやショート、どこでも守れます」と脱帽していた。チームは1-8で完敗したものの、圧倒的な守備力でチームを支えている。