今季メジャー最多3位タイ35被弾の田中将大、敗戦の責任に「本当に悔しい」
2球2ストライクに追い込みながらゴーインズに満塁弾
22日(日本時間23日)敵地でのブルージェイズ戦で、6回途中3被弾8失点と炎上したヤンキース田中将大投手。3回にヘルナンデスのソロ弾、4回にマーティンの2点弾、6回にはゴーインズに満塁弾を浴びて今季通算35被弾となり、メジャー最多3位タイとなった。勝てばプレーオフ進出が決まる試合でのKO降板について、試合後に地元記者の囲み会見に応じた田中は「本当に悔しいですね」と唇を噛んだ。
この日の乱調について「ボールをしっかりコントロールできなかったっていうのが一番。いいボールもあったけど、いいボールと悪いボールの差がちょっと大きすぎましたね」と振り返る。中でも、悔しさが募ったのが3被弾した場面だ。
同点で迎えた3回、エルナンデスを2球で2ストライクと追い込んだ後、5球目スプリットを左翼へ運ばれた。5回のマーティンには1ボールからのスライダーを捉えられ、6回のゴーインズには再び2球で2ストライクとしながら、3球目スライダーを右中間席に飛び込む満塁弾。追い込みながらも甘い球を捉えられての失点に「残り試合も少なくなってきている中で、すごく重要なゲームだと思う。そういう中でこういうピッチングになってしまったことについて、本当に悔しいですね」と、責任を口にした。
安定感に欠けた理由には「なんとなく感じている部分はある」と思い当たる節があるようだ。「後でしっかり映像を見て、感覚と照らし合わせていきたいと思います」と、次戦に向けて復調を誓った。レギュラーシーズン終了までに、もう一度先発機会が回ってくる予定。その時は、チームを勝利に導く投球を見せたい。
(Full-Count編集部)