ソフトB工藤監督、リーグ優勝報告会で明かした思い「まだまだ戦いは続く」
ファンへの挨拶で力強く宣言「みんなで日本一を奪還しましょう」
23日の楽天戦の試合後、ソフトバンクはヤフオクドームでパ・リーグ優勝報告会を行った。工藤公康監督の挨拶の後、トロフィー、ペナント、優勝旗の授与が行われ、選手たちはそれらを手にグラウンドを1周。スタンドからは大きな声援が送られた。
試合後、グラウンドに整列した選手たちの中心に、工藤監督が駆け寄った。16日に優勝を決めて以来、初めてのホーム凱旋。ヤフオクドームを埋めたファンの前で、指揮官はまず「みなさん、2年ぶりに優勝できました。応援、本当にありがとうございました」と言って頭を深々と下げた。その後は、工藤監督らしい大きな声で、こう続けた。
「昨年優勝できずに本当に悔しい思いをしました。その思いを胸に、選手たちは心を1つに、チームを1つに、そしてファンのみなさんと一緒に本当に素晴らしい試合を戦ってくれました。これもヤフオクドームにたくさんのファンの方が、本当に心を1つに声援をしていただいたおかげだと思っております。本当に心から感謝します。ありがとうございました。
しかし、これからもまだまだ戦いは続きます。クライマックス、日本シリーズ、その2つの夢を叶えて初めて日本一奪還という自分の夢も、選手・コーチ・スタッフの夢も、そして球団の夢も、ファンの夢も叶うと思います。選手はこれから一生懸命試合をし、練習をし、クライマックスに備えて頑張っていきます。これからも大きな声援を、そしてチームスローガンである1ダホー!を、1ダホー1ホークス、心を1つにという思いで、みんなで日本一を奪還しましょう! これからも声援よろしくお願いします。ありがとうございました」
その後、新調された優勝トロフィー、優勝ペナント、優勝旗を受け取ると、優勝を祝う20発の花火の後、選手たちはグラウンドを1周。最後にマウンドに戻ると、MVP候補のサファテが優勝トロフィーを高々と掲げ、全員で改めてリーグ優勝を喜び合った。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)