飲酒&“逃走”の姜正浩、ドミニカWL参加に「許可」 パ軍GMはサポート約束
ビザがおりずに今季は渡米すらできずも…MLB選手会もWL参戦を認める
昨年12月に韓国国内で飲酒運転をして事故を起こしたパイレーツの姜正浩内野手が、今オフにドミニカ共和国のウインターリーグでプレーすることが正式に決まったと、MLB公式サイトが報じている。
今季、メジャーで3年目のシーズンを迎えるはずだった姜正浩。しかし、強打の内野手がフィールドに立つことはなかった。オフの昨年12月に母国で飲酒運転の末に事故を起こし、直後に現場から離れた上、同乗者が運転していたと主張。悪質な手口は韓国国内でも強い批判を浴びた。さらに、自身3度目の飲酒運転であることなどが影響し、メジャーでプレーするために必要な米国での就労ビザが下りることはなく、渡米できずにいた。
ただ、来季2シーズンぶりにパイレーツのユニホームを着るため、準備を進めているという。MLB公式サイトは「姜正浩はドミニカのウィンターリーグでプレイすることが決まり、シーズン前のワークアウトを開始した」と言及。制限リスト(40人のロースターから除外、サラリー無し)に入っている姜について「(パイレーツの)ニール・ハンティントンGMは、MLBおよびMLB選手会が、姜を制限リストに留めた状態で、ウィンターリーグでプレイすることを許可したと発言した」と伝えている。
来季になって米国の就労ビザがおりるかは、まだ分からない状態。それでも、メジャー復帰するためにコンディションを上げ、感覚などを取り戻すことが大きな目的となる。
記事によると、ハンティントンGMは「彼はプレーできるレベルを保とうと必死にトレーニングしている。スピード感を取り戻すのに時間がかかるだろう。多くのスタッフを彼に帯同させ、彼の求める場所にたどり着けるよう努める。今のところ良い状態だ」と“全面サポート”を約束したという。