ホークス大敗…V決定後は2勝5敗、千賀が6回7失点、打線は美馬の前に沈黙
楽天の美馬は自己最多更新の11勝目
ソフトバンクが、クライマックスシリーズに不安を残す敗戦を喫した。25日の楽天戦(ヤフオクD)。先発の千賀が序盤からコントロールに苦しみ、失点を重ねて6回7失点。打線も楽天先発の美馬の前に凡打を重ねてゼロ行進。投打がかみ合わず、このカード負け越しとなった。
千賀は初回、いきなり先頭の茂木に四球を与えると、2死からペゲーロにも四球。銀次に中越えの2点適時二塁打を浴びて、先制点を与えた。2回も先頭の聖沢への四球をきっかけに、茂木に右中間フェンス直撃の適時二塁打。3回にはペゲーロ、銀次の連打を許し、ウィーラーには左翼ホームランテラス席へ30号3ランを浴びた。
6回にも1点を失った千賀は6回8安打7失点で降板。大量ビハインドを背負った打線も、楽天先発の美馬を攻略できず。6回1死一塁では今宮が二ゴロ併殺打、デスパイネ、松田の連打で作った7回1死一、二塁でも福田が投ゴロ併殺打に倒れ、チャンスを潰した。9回に中村晃の5号2ランで完封負けこそ阻止したが、優勝決定後は2勝5敗と黒星が大きく先行している。
楽天は序盤から千賀の乱調に乗じてリードを奪った。3回にウィーラーが3ランを放ち、球団外国人史上初となる30号に到達。打線は2番手・石川からも得点を奪って、大量10得点。前回登板で初の2桁勝利としていた美馬は、自己最高を更新する11勝目を挙げ、試合のなかった2位西武との差を2.5ゲームとした。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)