巨人、史上初の通算1万本塁打 全本塁打の8.68%を王貞治氏がマーク
中井がメモリアル弾、これまでの節目の本塁打は…?
9月26日の東京ドームでの巨人-ヤクルト戦の4回、巨人の中井大介がヤクルト先発・岩橋慶侍から左中間に今季5号となるソロ本塁打を打った。これが巨人の通算1万号本塁打。球団として1万本に達したのは巨人が初めてだ。
この試合では長野久義も6回に通算1万1本目となるソロホームランを打っている。巨人の第1号本塁打は、1936年7月15日のタイガース戦で中島治康が記録したもの。初代三冠王として知られるレジェンドが記念すべき最初の本塁打を打ってから81年目に1万本に到達した。
【巨人の節目の本塁打】
1号 1936年7月15日 中島治康 山本球場 タイガース戦
1000号 1956年4月29日 土屋正孝 川崎球場 大洋戦
2000号 1965年5月7日 王貞治 後楽園球場 国鉄戦
3000号 1972年6月9日 王貞治 甲子園球場 阪神戦
4000号 1978年9月10日 柳田真宏 広島市民球場 広島戦
5000号 1985年6月28日 槇原寛己 甲子園球場 阪神戦
6000号 1992年8月17日 駒田徳広 神宮球場 ヤクルト戦
7000号 1999年8月31日 二岡智弘 東京ドーム 中日戦
8000号 2004年7月25日 T・ローズ 横浜スタジアム 横浜戦
9000号 2010年5月9日 A・ラミレス 新潟県立球場 横浜戦
10000号 2017年9月26日 中井大介 東京ドーム ヤクルト戦
2000号以後はほぼ6~7年ごとに1000本を積み上げている。5000号は、投手の槇原寛己が記録。槇原は19年間の実働で898回打席に立っているが、本塁打はこの1本だけ。宝くじに当たるようなラッキーな本塁打だった。
【巨人の通算本塁打数10傑】※は現役
1王貞治 868本
2長嶋茂雄 444本
3阿部慎之助 388本※
4原辰徳 382本
5松井秀喜 332本
6高橋由伸 321本
7柴田勲 194本
8清原和博 185本
9川上哲治 181本
10中畑清 171本
10クロマティ 171本
王貞治は1人で、巨人の全本塁打の8.68%を打っている。まさに驚異的。阿部慎之助は今年、原辰徳を抜いて3位に上がった。13位には坂本勇人が164本でつけている。