ハム栗山監督、日本記録タイ19残塁での完封負けに「しっかりやります」

日本ハム・栗山英樹監督【写真:石川加奈子】
日本ハム・栗山英樹監督【写真:石川加奈子】

プロ初先発で5回1失点の堀を絶賛「見ていてワクワクしました」

 日本ハムは29日、本拠地での楽天戦に3-0で完封負けした。プロ初先発マウンドに上がったドラフト1位左腕の堀瑞輝が、5回を投げて1被弾を含む6安打ながら、無四球1失点と力投。だが、打線は毎回走者を出すもホームが遠く、2014年7月15日のDeNA(広島戦)に並ぶ19残塁で、NPB最多タイ記録を作ってしまった。

 試合後、栗山英樹監督は「本当にいいピッチャー。見ていてワクワクしました」と堀の力投を称える一方、19残塁について「すべては私の責任です。しっかりやります」と話した。

――プロ初先発の堀投手について。

「多分本人としては、あまり状態が良かったとは思わないと思いますけど、やっぱり本当にいいピッチャーですね。あの状態の中でしっかり試合をまとめられるという、彼の持っている大きさを感じたし、見ていてワクワクしました」

――5回での降板については。

「球数はあの辺かなと。100って言われていたんですけど、試合を作ったら70?80かなと。ちょうどいいかなと思って」

――無四球で1失点という内容について。

「素晴らしいですね。困った時にストライクゾーンにしっかり投げ込めるので。本当に楽しみ」

――大谷選手が途中交代した。5回にはどんな確認をしたのか。

「膝を打って、ぶつけて。ちゃんと走ってくださいという感じです。ちゃんと走塁してください。ぶつけてる場合じゃないだろう」

――明日先発の有原投手への期待を。

「1年間苦しんできて、まだ2桁の可能性がある。それは本人もわかっていると思うし、本当に苦しいことばっかりの1年間だったで、ある意味何か残してあげたいと思うし、本人もそういう意識を持って自分の中で出す試合にしてくれたらうれしい。何とか勝たせてあげたい」

――残塁がプロ記録に並ぶ19個を記録した。

「すべては私の責任です。しっかりやります」

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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