黒田博樹が日本で8年ぶり“白星” 6回2失点で「うまくゲームを作れた」

OP戦2試合目の登板でQS、6回77球にも「球数少なく投げられた」と納得

 メジャーリーグから8年ぶりに広島に復帰した黒田博樹投手が15日、本拠地マツダスタジアムのオリックス戦に先発し、6回5安打2失点と好投した。8日の“日本復帰戦”は打者13人を39球で抑えるパーフェクト投球を披露したが、この日も安定感のある投球でクオリティースタート(QS、6回以上を自責3以内)を達成。オープン戦ながら、日本で8年ぶりの白星を挙げた。

 黒田は2回にTー岡田に復帰後「初ヒット」を許すと、4回無死一塁ではブランコに左翼スタンドに運ばれ「初本塁打」を浴びた。また、5回には先頭の坂口に「初四球」を与える場面も。それでも、安定感は変わらずに淡々と自分の投球を続け、77球で6回を投げきった。

「今日の状態の中でうまくゲームを作って、球数少なく投げられた。(初のセットポジションでも)いつもと変わらず普通に投げられたと思います」

 試合後、本人はこう手応えを示した。メジャー時代から、その日の自分の状態を見極めて、投球を組み立ててきたベテラン右腕らしい投球だった。

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