見えてきた工藤流 ソフトバンク新指揮官が思い描く野球とは
ここまでOP戦トップの成績、工藤監督が掲げる「相手投手が嫌がる野球」
昨季、日本一に輝いたソフトバンクが好調だ。3月27日のシーズン開幕まであと2週間を切り、オープン戦も終盤へと差し掛かってきた。ソフトバンクは12試合を消化して、8勝3敗1分け。12球団でトップの成績を残している。
秋山幸二監督の退任に伴い、工藤公康監督が就任した今季。新監督はどのような野球を展開していくのか。オープン戦を通じて見えてきた「工藤流野球」を探ってみる。
今季のソフトバンクが目指す野球とは、いかなるものなのか。攻撃面で「打順」にその特徴が浮かび上がってくる。ここまでのオープン戦を総合すると、予想開幕オーダーはこうだ。
1番 右翼 中村晃
2番 二塁 本多
3番 中堅 柳田
4番 左翼 内川
5番 一塁 李大浩
6番 三塁 松田
7番 DH 長谷川
8番 捕手 鶴岡
9番 遊撃 今宮
「僕は投手出身。打撃の技術は分からないけど、投手から見てこうだよ、とか、こういうのがイヤというのは伝えていく」
打撃面について、こう語っている工藤監督。技術指導は基本的に打撃コーチに一任するが、そんな指揮官が掲げる野球は投手出身らしく「相手投手が嫌がる野球」だ。