ベース手前のワンバウンドにバット止まらず 元超有望株の“魔球”に米驚愕
カージナルス右腕レイエスのカーブの変化量に解説も絶句
■カージナルス 3-1 カブス(日本時間18日・シカゴ)
カージナルスのアレックス・レイエス投手が17日(日本時間18日)、カブスとのダブルヘッダー第1試合に先発。ブルペンデーとなった1戦で1回無安打2奪三振1失点の投球。制球難で1点を先取されたが、ベース手前のワンバウンド投球でも打者のバットが止まらない“魔球”が米で注目を浴びている。
昨季はマイナーでの登板後に苛立ちから壁を殴り利き手ではない左手小指を骨折する“残念”な姿を見せていたが、今季は生まれ変わった姿を見せている。
今季2度目の登板となったこの日、先発のマウンドに上がると先頭のブライアントを空振り三振、リゾに四球を与えるもバエスも空振り三振に仕留めた。その後は連続四球と捕逸で1点を失ったがカブス打線は“魔球”に手も足も出なかった。
1死一塁でバエスに投じた3球目の83マイル(約134キロ)のカーブはベースの手前で急激に変化するワンバウンド投球となったが、バットは止まらず。大きな落差を見せる“魔球”にこの試合を中継した「FOXスポーツ・ミッドウエスト」で解説を務めたメジャー通算1949安打を誇るジム・エドモンズ氏も「エグイですね……」と絶句するしかなかった。
レイエスは2012年に入団し2015、16年にはトッププロスペクトに選ばれ大きな期待を受けていたが、マリファナ使用で出場停止処分、トミー・ジョン手術を受けるなど目立った活躍ができず昨季までメジャー通算17試合の登板に留まっていた。