トラウトへの“報復死球狙い”に鬼才・バウアーも激怒「球界から出ていけ」
大量点差がついた9回にトラウトへ頭部付近の投球があった
■ジャイアンツ 8-2 エンゼルス(日本時間19日・アナハイム)
エンゼルスのマイク・トラウト外野手への頭部付近の投球が物議を醸している。18日の本拠地・ジャイアンツ戦の9回、右腕アンダーソンがトラウトに対してフォーシーム2球を頭部付近へ投じ、試合は一時中断した。
ジャイアンツは5回にロンゴリアが死球を当てられている。ロンゴリアはそのまま出場を続けて3打数1安打1打点としたが、大量点差がついた9回のトラウトへの投球は“報復”と取られてもおかしくない。チームの敗戦後、ジョー・マドン監督はオンライン会見で「ここにいる準備ができていない若者というだけだ。悪意はない。打席にいるマイク(トラウト)におびえたのかもしれない。それは言い訳にはならないが、私はそう思っている。準備のできていない、特に制球力のない投手を昇格させないように気をつけなければならない。選手がケガをしてしまう」と憤った。
今回は選手が故障することはなかったが、選手生命をも脅かす投球だ。レッズのトレバー・バウアー投手は自身のツイッターで「頭に投げるのをやめろ。野球にそれが存在する余地はない。そうするなら球界から出て行ってくれ」と強い言葉で呼びかけた。