前田健太、ノーノー逃すも1安打快投 敵将も脱帽「全くミスをしなかった」
115球でストライク率67.8%「有利なカウントがあった気しない」
■ツインズ 4-3 ブルワーズ(日本時間19日・ミネソタ)
ツインズの前田健太投手は18日(日本時間19日)、本拠地ブルワーズ戦に先発し、9回1安打1失点12奪三振の好投を見せた。8回まで無安打の快投だったが、9回に安打を許してノーヒットノーランはならずに降板。リリーフが同点に追いつかれて4勝目は消滅したが、チームは延長12回の末にサヨナラ勝ちした。
前田は初回、1死からイエリッチに四球を与えたものの、無失点の立ち上がり。2回から7回までは6イニング連続で3者凡退に仕留め、3回1死から5回を終えるまではツインズの球団新記録となる8者連続三振を奪った。8回1死まで21者連続アウトと驚異のピッチングを展開した。
9回先頭のソガードに詰まった当たりで中前安打を許して、ノーヒットノーランの快挙達成はならず。ここで前田はマウンドを降板。8回0/3を投げて1安打2四球、12三振を奪う好投だった。この日の投球には、右腕にわずか1安打に抑え込まれたブルワーズのクレイグ・カウンセル監督も脱帽だった。
この日の前田は115球を投げて、78球がストライク。ストライク率は67.8%とストライク先行で攻めた。地元メディア「FOXスポーツ・ウィスコンシン」によると、敵将は「彼はミスをしなかった。全くミスをせずに、低めにストライクを投げ、カウントを有利にしていた。3-1のカウントや我々に有利なカウントがあった気がしない。ストライクゾーンを攻め、ストライクからボールになる変化球を多く投げていた。そうした球を見送るのが難しかった」と感服していた。
(Full-Count編集部)