「ケンタが恋しい」「トレードに落胆」前田健太の快投にドジャースファンは嘆き

ツインズ・前田健太【写真:AP】
ツインズ・前田健太【写真:AP】

ドジャース番記者は「旧友ケンタ・マエダによるアメージングな奮闘」

■ツインズ 4-3 ブルワーズ(日本時間19日・ミネソタ)

 ツインズの前田健太投手は18日(日本時間19日)、本拠地ブルワーズ戦に先発し、9回途中1安打1失点12奪三振と好投した。9回先頭に安打を許すまでノーヒットピッチング。史上初の日米ノーヒットノーラン達成こそ逃したが、圧巻の投球に、昨季まで前田が在籍したドジャースのファンからも失った存在の大きさを嘆く声が挙がった。

 前田は初回1死からイエリッチに四球を与えたところから8回1死まで21人連続アウトという驚異的な投球を見せた。3回1死から5回を終えるまではツインズの球団新記録となる8者連続三振を奪った。9回先頭のソガードに中前安打を許して、ノーヒットノーランの快挙達成はならず降板となったが、8回0/3を投げて1安打2四球、12三振を奪う好投だった。

 この快投を喜んだのは、ツインズのファンだけではない。昨季まで在籍したドジャースのメディア、ファンも喜びの声をあげた。米メディア「NBCスポーツ」のドジャース番マイケル・J・デュアルテ氏は自身のツイッターで「旧友ケンタ・マエダによるアメージングな奮闘。ブルワーズに対し、9回始めにヒットを許すまで8イニング1本もヒットを許さなかった」と称賛した。

 また、前田の力投を伝えたMLB公式ツイッターには「ケンタはツインズの選手になってとても幸せに違いない。ドジャースがあそこまでの球数を投げさせるわけがないからね」「ドジャースのユニフォームを着ているケンタが恋しい。ドジャースが彼をトレードしたことにまだ落胆しているよ」「ドジャースはいま号泣している」「彼がいなくなって寂しい」と、ドジャースファンからのツインズ移籍を惜しむ声が殺到した。

 また、米スポーツ専門局「ESPN」のレポーターのアルデン・ゴンザレス氏は自身のツイッターで「ケンタ・マエダはいいスポーツマンだったが、彼は毎年シーズン後半にドジャースのブルペンに移ることへの大ファンではなかった。彼はシーズンを通して先発を担うに値すると感じていたし、彼の一部は他の場所でそれを証明する機会を楽しみにしていたかもしれない」と投稿。ドジャースでは毎年のようにシーズン後半やポストシーズンでブルペンに配置転換されていた前田のキャリアを回顧。ツインズに移籍し、先発として躍動する前田の姿を称えていた。

(Full-Count編集部)

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