ベテラン捕手2人が“留守番特打” ホークス高谷「とてもいい練習になった」
CS初日まで残り10日「あとは体調管理。ケガや風邪のないように」
8日、ソフトバンクは仙台遠征に同行しなかった投手陣が、本拠地ヤフオクドームで練習を行った。その投手陣よりもひと足早くグラウンドに現れたのは、高谷裕亮と鶴岡慎也のベテラン捕手。倉野信次コーチを相手に、およそ30分の特打で汗を流した。
ソフトバンクは7日に11人の登録を抹消し、多くの若手を仙台でのシーズン最終戦に同行させた。留守番組となった高谷と鶴岡は打撃ゲージに入り、約30分に渡って倉野コーチの球を代わる代わる打ち返した。普段の練習では長時間ゲージを独占することがないだけに、高谷は「たっぷりといい練習ができました」と満足気な表情で語った。
特打の後、2人は投手陣の練習に加わる形で身体を動かし、合間には高谷がモイネロからチェンジアップの握りを教えてもらうなど、投手陣とコミュニケーションを取る場面も見られた。
CSの初戦まで10日。その間もチームは紅白戦を行って調整を続けるが、高谷は「あとは体調管理ですね。季節の変わり目なので風邪をひいたり、下手なケガをしたりしないようにすることだけです」と、ベテランらしい余裕を見せていた。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)