MLB左腕に悲劇… 170キロライナーが急所直撃もアウト奪う 米称賛「最もタフな男」
打球速度170キロの弾丸ライナーが急所に直撃も、痛みに耐え一塁へ送球しアウトを奪う
■Bジェイズ 3-2 フィリーズ(ダブルヘッダー1試合目・日本時間21日・バッファロー)
フィリーズのホセ・アルバレス投手が20日(日本時間21日)、敵地でのブルージェイズ戦にリリーフ登板。打球速度105.3マイル(約170キロ)の高速弾丸ライナーが急所に直撃するアクシデントに見舞われた。病院の検査で幸い異常はなかったが本人は「説明しにくい痛みだね」と苦笑い。見るだけでも痛い光景にファンも「最もタフな男だ」と驚きの声を上げている。
“衝撃の一撃”は5回2死一塁の場面で起こった。ブルージェイズのルルデス・グリエルJr.が放った打球速度105.3マイル(約170キロ)の強烈なライナーがアルバレスを襲った。打球は急所に直撃しボールが一塁方向に転がったがアルバレスはすぐさま捕球し一塁へ懸命に送球しアウトを奪った。
だが、最後の力を振り絞ったアルバレスはアウトを見届けると、その場に倒れ込み悶絶。試合後は病院に向かい超音波検査などを受け、幸いにも異常は見当たらなかった。
地元紙「フィラデルフィア・インクライアラー」は本人のコメントを紹介。アルバレスはチームに帯同することが決まったが「あれは本当に酷かったよ。明らかに僕の大事なとこに当たっていたからね。説明しにくい痛みだね。けど幸運なことに、今はだいぶ状態は良いよ。病院で何も問題なかった。数日以内に試合に(出れるほど)良くなると願っているよ」と語った。
また、地元TV局「NBCスポーツ・フィラデルフィア」のジョン・クラーク氏も自身のツイッターで「なんてことだ、ホセ・アルバレスの… 直撃」とコメントを添え動画を公開。痛みに耐えながらアウトを奪ったアルバレスにファンも「根性あるね!」「フィラデルフィアのスポーツ界で最もタフな男だ」「どうやったらアウトにできたんだ…」「尊敬するよ」と驚きの声を上げていた。