パラデスが“残留アピール弾”「来年もロッテでプレーしたい」
本拠地最終戦で4打点、「ファンに喜んでもらいたい一心でプレー」
来季の去就が微妙なロッテ・パラデスが本拠地最終試合で強烈にアピールした。9日のオリックス戦、0-1の4回、先発ルーキー山本のフォークを右翼席に逆転10号3ラン。2死二塁の5回にも141キロ高めボール気味のストレートを強引に右前打で4打点をマークした。
「自分の一発でチームが目覚めたというか、勢いついてくれた。1年間思うような成績が出せなかったが、最後に(本拠地の)ファンに喜んでもらいたい一心でプレーした。チャンスがあれば、来年もロッテでプレーしたい」
伊東監督は「来年どうなるかわからないが、練習は必死でやっていたし、ちょっとは吹っ切れて、感じをつかめたかもしれない」と話すが、時すでに遅しは否めない。ペーニャの残留は基本線だが、パラデスの去就に関しては「新外国人がどれだけ希望通りに獲れるか」(山室球団社長)で、獲得交渉の推移を見ながら、流動的になりそうだ。