田中将大、中2日で救援登板も ヤンキース運命の第5戦、指揮官「戦い抜く」
ヤンキースの先発はサバシアも、ベンチ入りの投手陣は「全員起用できる」
ヤンキースは11日(日本時間12日午前9時開始)、敵地クリーブランドでインディアンスとの地区シリーズ第5戦に挑む。第1、2戦と敵地で2連敗後、本拠地で2連勝。田中将大投手が第3戦で7回3安打無失点7奪三振1四球と快投し、逆転突破へ向けての流れを作った。
第1戦は0-4で完敗したヤンキース。第2戦では相手エース右腕クルーバーを攻略し、一時は5点のリードを奪いながら逆転負け。ジラルディ監督の継投がことごとく裏目に出ただけではなく、5点リードの6回には実際にはチゼンホールのバットのグリップエンドに当たっていたグリーンの投球が死球と判定され、2死満塁に。捕手サンチェスが捕球していたため、チャレンジしていれば三振へと判定が覆ってチェンジとなっていたはずだが、ヤンキースベンチがもたついている間に30秒の時間制限をオーバー。結局チャレンジできず、続くリンドーアの満塁弾が飛び出すというドタバタもあった。
リーグ最高勝率のインディアンスの前に、ヤンキースはあっさりと敗退…。誰もがそんな悪い流れを想定していたが、本拠地に戻った第3戦で田中が圧巻の投球を見せ、流れが変わった。
第4戦も快勝し、敵地に戻ってきたヤンキース。第5戦はインディアンスがクルーバー、ヤンキースがベテラン左腕サバシアと、第2戦と同じマッチアップになる。前日会見で、チームの勢いを感じるかと聞かれたジラルディ監督は「そういったものは先発投手によるところが大きい。CC(サバシア)は前回この地で好投しているし、彼は大舞台に慣れている。彼を送り出すことに自信をもっている」と話した。田中に続き、第4戦はセベリーノがしっかりゲームを作ったことで白星を掴んだだけに、かつての絶対的エースへの期待は大きい。
(Full-Count編集部)