運命の第5戦はグレゴリアス2連発でヤ軍3点先制 田中将大はブルペンで待機
グレゴリアスは初回&3回に本塁打、救援待機の田中は1回表終了時にブルペンに移動
ヤンキースは11日(日本時間12日)、敵地クリーブランドでインディアンスとの地区シリーズ第5戦に臨んだ。敵地で2連敗の後、本拠地で2連勝を飾り、“逆王手”をかけたヤンキース。この試合でも、初回にグレゴリアスのソロ弾で先制すると、3回には2打席連続本塁打となる2ランでリードを3点に広げた。第3戦で快投し、チームに流れを呼び込んだ田中将大投手は、救援登板に備えてブルペンで待機している。
運命の一戦。2連勝で再び敵地に乗り込んできたヤンキースは初回、2死からグレゴリアスが相手先発クルーバーの直球を完璧に捉えた。スタジアムが静まり返る中、打球は右翼席に着弾。第2戦で攻略した相手エースから、この試合でも先制に成功した。
そして、1回表が終わると、ヤンキースのダグアウトから救援陣が外野奥にあるブルペンに移動。その中には、田中の姿もあった。
田中は8日(同9日)の第3戦で7回3安打無失点7奪三振1四球と快投。2連敗で崖っぷちに追い込まれていたヤンキースを救い、勝利に導いた。勢いを取り戻したヤンキースは第4戦も勝利。逆王手をかけた。ジラルディ監督は前日会見で、「全員起用できる」と第5戦では田中も含めた投手陣“総動員”の可能性を示唆。その言葉通り、田中はブルペンから戦況を見つめている。
さらに、ヤンキースは3回先頭のガードナーがライト前ヒットで出塁すると、1死からグレゴリアスが2打席連続弾となる2ランを右翼スタンドに叩き込み、リードを3点に広げた。