“世紀の大遠投補殺”が誕生 138キロの弱肩山なり送球にファン「守備の魔法使い」
左中間最深部への大飛球をキャッチすると、山なりの送球で一塁走者を補殺とした
■フィリーズ 8-3 ナショナルズ(日本時間26日・ワシントンDC)
MLBで世紀の大遠投補殺が生まれた。25日(日本時間26日)、ワシントンDCで行われたフィリーズ対ナショナルズの一戦。6回表1死一塁の場面で、フィリーズのアレク・ボームが放った左中間最深部への大飛球をナショナルズのビクター・ロブレス外野手がジャンピングキャッチ。二塁付近まで飛び出していた一塁走者のジーン・セグラーは踵を返し一塁へ戻るも、ロブレスの山なりの返球で間一髪アウトとなった。
MLB公式ツイッターは「信じられない送球」とこのプレーを動画で公開。、ファンからは「ワォ!」「ヤバっ!」「マジかよ」「信じられない。ロブレス、君は守備の魔法使いだね」「ジーン・セグラの表情がプライスレス」「彼にゴールドグラブを与えよう」「狙撃」「神業のよう」の称賛の声が殺到した。
さらに驚くべきは、ロブレスのこの送球がMLBで弱肩の部類に入る球速85マイル(約138キロ)だったこと。高校球児でさえ140キロが珍しくないこの時代に、それを下回る球速でMLBプレーヤーを補殺にできた事実は、まさに奇跡的な出来事と言えるかもしれない。