田中将大、今季初勝利ならずも指揮官は修正力を称賛「思い通りの投球をした」
85球程度の球数制限も5回66球で降板「マサには少し体力が残っていなかった」
■ブレーブス 2-1 ヤンキース(ダブルヘッダー2試合目・日本時間27日・アトランタ)
ヤンキースの田中将大投手は26日(日本時間27日)、敵地で行われたブレーブスとのダブルヘッダー第2試合で今季5度目の先発登板。5回4奪三振無四球、3安打無失点と好投したが、救援投手が打たれて今季初勝利はならなかった。防御率3.48。チームは逆転負けで今季ワーストを更新する5連敗となった。
今季4勝を挙げている左腕フリードとの投手戦。4回、1点リードした5回と2イニング連続で3者凡退に抑えたが、66球での降板となった。7月4日(同5日)の練習中に頭部に打球が直撃。この日も球数制限が課される中での登板だった。5回終了時に右腕に体の状態を聞いたブーン監督は「球数は少なかったが、マサはあの時点で少し体力が残っていなかった。今夜、彼には85球程度投げてもらうつもりで考えていたが、彼は5回で体力を使い切ってしまったと思う。7イニング制の試合は少しシナリオが異なる」と説明した。
前回18日(同19日)のレイズ戦では4回8安打6失点(自責5)で今季初黒星。この日は勝ち星こそつかめなかったが、上々の投球を見せた。指揮官の評価は上々だ。「素晴らしい投球をしたと私は感じた。素晴らしい球を投げたが、体力が残っていなかったと思う。マサは時々そういうこともある。簡単に100球投げられる時もある。しかし今日は暑さもあったし、球数も増やしている最中なので、それも頭に入れておかないといけない。100球投げられる状態にするために、まだ(球数を調整して)強度を上げているところ。しかし心強いのは、彼が(前回の)厳しい登板から巻き返し、良い打線を相手に自分の思い通りの投球をしていたことだ」。次回登板こそ勝ち星をつかむ投球を期待したい。
(Full-Count編集部)