「常軌を逸している」タティスJr.、史上2人目のペトコパーク“屋上弾”にMLB公式も驚愕
左翼にそびえ立つ24メートルの建物の屋上に着弾する超特大弾を放つ
■パドレス 10-7 マリナーズ(ダブルヘッダー1試合目・日本時間28日・サンディエゴ)
パドレスのフェルナンド・タティスJr.内野手が27日(日本時間28日)、本拠地で行われたマリナーズとのダブルヘッダー1試合目で超特大の13号ソロを放った。左翼にある80フィート(約24メートル)の高さを誇る建物の屋上に着弾する一発は史上2人目の“驚弾”となった。
2点を追う6回1死走者なし。マリナーズのマギルが投じた変化球を捉えると打球は左翼にそびえ立つ建物の屋上に飛び込んだ。打球速度110.4マイル(約177.6キロ)、飛距離448フィート(約136.5メートル)の超特大弾。この一発をMLB公式サイトは「タティスJr.はいままで1人しか運んでいない場所まで持っていった」と注目した。
ペトコパークの左翼にあるウエスタン・メタル・サプライ社の建物は1909年に建設された4階建てで、1978年に歴史的建造物に認定。ペトコパーク建設の際に取り壊される予定だったが、そのまま使用されている。屋上までホームランを運んだのはこれまでハンター・レンフローだけ(レンフローは2度記録)だという。
地元TV局「FOXスポーツ・サンディエゴ」公式ツイッターもタティスJr.が放った一発を動画で公開。これにはファンも「彼はモンスター」「常軌を逸している」「本当に刺激的な選手」「なんて才能だ」と驚きの声を上げていた。
タティスJr.は昨季メジャーデビューを果たし84試合に出場し打率.317、22本塁打53打点、16盗塁をマーク。今季もここまで打率.302、13本塁打を放ちMLB次世代のスター候補として期待されている。