初戦が鍵、「西武・菊池VS楽天・則本」のエース対決 データで有利なのは? 

西武・菊池(左)と楽天・則本(右)【写真:荒川祐史、編集部】
西武・菊池(左)と楽天・則本(右)【写真:荒川祐史、編集部】

初戦の結果が大きな鍵を握るパファーストステージ 

 熱い戦いが始まる。ペナントレースが終わったプロ野球は、14日から日本シリーズ進出の権利をかけたクライマックスシリーズ(CS)がスタートする。 

 まずは3試合制のファーストステージ。18日からのファイナルステージ進出を目指して、パ・リーグは2位・西武と3位・楽天が、西武の本拠地メットライフドームで対戦する。この西武と楽天の顔合わせ。初戦をモノに出来るかどうかが、勝負の行方の大部分を握っていると言えるだろう。 

 2007年にスタートしたクライマックスシリーズ。パ・リーグはファーストステージ、ファイナルステージともに初戦に勝利したチームが全てそのステージを突破している。初戦勝利チームの突破率が100パーセント。短期決戦となるポストシーズンでは、とにかく初戦の勝敗は大きなウエートを占めていることがよく分かる。 

 その初戦、両エースの意地と意地のぶつかり合いとなりそうだ。 

 西武は今季、最多勝と最優秀防御率の2冠を獲得した菊池雄星が先発する。この菊池、御存知の方も多いだろうが、とにかく楽天に今季めっぽう強い。16勝のうち半分の8勝を楽天から奪っているのだ。 

 5月5日、メットライフドームでの対戦で7回2安打1失点に封じて勝利投手となると、その後も連勝街道を突っ走った。2度の完封勝利もあり、今季なんと8戦全勝。ワーストでも3点しか失っておらず(この時も8回まで投げている)、対楽天の防御率は0.82という驚異的な成績をマークしている。 

則本は今季対西武に防御率5.76 

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