元阪神・今成氏が球児へ一肌脱いだ! 虎ユニ姿でノッカー務め「少しでも役に立てたら」
ノック前には「プロの厳しさを教えてあげますよ!」と“今成節”も炸裂
プロ入りを志望する高校球児がたちがスカウトの前でアピールする「プロ志望高校生合同練習会」が29日、甲子園球場で行われた。NPBと高野連がタッグを組み、初の試みとなった今回の練習会で“一肌脱いだ”のが日本ハム、阪神で活躍し現在は阪神のアカデミーコーチを務める今成亮太氏だった。
この日、A班、B班に分かれ行われたシートノックにノッカーとして登場。現役時代の背番号「49」の阪神ユニホーム姿で球児たちにノックを打ち込んだ。
甲子園で開催ということもあり球団からの要請を受け実現。ノック前には「プロの厳しさを教えてあげますよ!」と“今成節”も炸裂させたがグラウンドに入ると真剣そのもの。内外野へきっちりと打ち分けスカウト陣にアピールする“後輩たち”を手助けした。
初日の練習会を終えた今成氏は「プロになりたいと思ってこの場に来ていると思うので1球1球大事に打ちました」と語り「ライトの子が元気だったのが印象的でした。1人で守っていた子です! センターの子がミスをして、もう1本と言ったらライト、ライトと声を出していて高校時代の事を思い出しました」と、甲子園を目指し白球を追った過去の自分と照らし合わせていた。
新型コロナウイルスの感染拡大で春夏の甲子園が中止となり、アピールの場が激減した球児たちを思いやり「今年は春と夏の甲子園がなかったのでそういった思いというのも感じて少しでも役に立てたらと思い甲子園に来ました。今後も頑張って欲しいです」とエールを送っていた。
(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)